長~い助走期間(2018年12月~2019年6月)

大学職員を辞めて、次は何で食べていくかはそれほど悩んでいませんでした。
自分の一番得意なことを徹底的に伸ばすことに尽きる、とてもシンプルでした。
言語能力こそ自分の生かせる最大の「武器」になるかもと自分に言い聞かせました。

準備内容を時系列に並べると、

2018年11月末~12月末

翻訳関連講座の受講を決定

2つの講座を申し込みました。
-高田先生の翻訳講座
-レバレッジ特許翻訳
※それぞれの受講理由はまたの機会にお話します。

環境作り

翻訳のための仕事環境を意識しつつ、まずは勉強の環境作りに最低必要なものを揃えました。
・IKEAでL字型デスクを新調(デュアルモニターとキーボード、マウス、各種タブレットを置けるスペース、かつ本や資料を広げて勉強できるスペースの確保)
・フルスペックのWindowsノートPC(移動の可能性ありのため)、カラー レーザープリンター、ローラーバーマウスなどを購入
・(日本語)化学・物理関連入門書や民法、翻訳・通訳関連書籍(how to本ではなく業界分析用)を購入、いずれも管理人さんのビデオを参考に決めました。
・(中国語)中国Amazonで特許関連の書籍、有機化学テキスト、プロ向けの校正ハンドブックシリーズなどを注文。(中国Amazonで本を注文して日本に直接郵送することもできるらしいが、なぜかクレジットカード決済ができず、それに注文ごとに送料がかかるため郵送先は実家に指定、親の来日時に運んでもらう)

勉強内容

この時期は、毎日の勉強時間は通勤往復3時間+ランチ40分程度でした。
通勤中は主に翻訳と特許関連の書物を漁りました。(電車の中ではイヤホンを大音量にしないと聞こえないため、読書のみでした)

この頃、脳と心は新しいことへのチャレンジで若干パニクり気味でした。少しずつ不安の正体を書き出し、分析してみると

①今の自分とイメージとするプロの特許翻訳者の差とは?
とりあえず、日中韓の特許明細書を読んでみる。
いずれも読めるし、(たまたま?)論理的な文章で書いていることはなんとなく分かるような気がする。が、今は絶対訳せない。まったく歯が立たないのだ。

その理由は、
・技術のことを調査して理解したとしても技術の背景にある化学と物理の基礎知識がない。
・訳語確定までの手順・プロセスがカオス状態である。
長い道のりが予想されます。

②その差は、どのように埋められるか
まず、化学・物理の基礎体力をつけると同時に、
その知識の習得プロセスからレバレッジのかかる勉強を心がける。
知識の横展開を意識する。

つぎに、トライアルや実ジョブを意識しながら、対訳をとりつつ、用語集、翻訳メモリーを構築する。

③どれぐらい時間がかかるか
ゼロから新しい分野のプロになるには少なくとも2,000時間は必要とされる。私の場合、200時間/月×10か月で2020年4月までかかる計算でした。

④いつまで実現できるか
2019年12月にトライアル合格を目指します。

⑤家計の見直しは?
元々、ダブルインカムでも片方の収入内で生活していたため、
退職後、家計がマイナスになることはないだろうと思いました。
ただ貯金と投資に回すお金の余裕は全くないので、生活防衛資金や資金運用スタイルの見直しも必要です。

⑥どんな人生を送りたいか
日常を丁寧に味わう人生、
家族とともに笑う人生、
時間を自分でコントロールする人生、
旅したいときに旅に出かける人生、
一年の半分は働き、半分は読書と物書きの人生
etc.

2019年1月~3月

1月は、子供と自分の体調不良が重なり2週間ダウンしていました。また12月末から1月にかけて株価の調整局面があったので、通勤中は投資の銘柄選定などに時間を費やしました。

2月~3月中旬までは、往復通勤中の読書(化学のテキストメイン)はできたものの、ランチは退職前の大人の付き合いで埋まっていました。また夜は仕事の持ち込みもありました。

3月中旬から家のリフォームと断捨離期間でまともに勉強していませんでした。

2019年4月~6月

(※2019年10月1日追記)

日韓翻訳の実ジョブ受注(教育分野)

4月は、元職場から日本語→韓国語の1万字程度の翻訳案件をいただきました。
知っている分野のはずですが、実際の作業はやはりきつく感じました。その後5月にかけて3回ほど校正をし納品しました。

初めてのボリュームのある案件だったため、 、作業フローが確立せず 毎日納品に間に合わなかったらどうしようとのプレッシャーに押しつぶされそうになりました。

ゆえに、安心して寝られず、不安から夜も作業したり、四六時中翻訳のことで頭いっぱいなったり……。
最終的には悔いのない納品ができましたが、校正の時も自分のケアレスミスにドキドキしたを今でも覚えています。

この時の経験から、自信をもって仕事をする、バランスよく仕事をするとはどういう状態なんだろうとイメージするようになり、信頼して任せてくれた元職場には大変感謝しています。その後も継続的に依頼したいとのお話もいただきましたが、いつまで経っても元職場に甘えるわけにはいかないので、お断りさせていただきました。

その後・・・

4月末から義父との同居も始まり、色んな意味で放心状態が続きましたね。これはともかく……。日韓翻訳の時ノートPCだけで作業していたので、6月に入りEIZO FlexScan 24.1インチ ディスプレイ モニター 東プレ REALFORCE を購入。この二つの道具で作業が一気に楽になり、この頃からブログの開設や勉強に本格的に取り組むようになったと思います。

【反省点】

振り返ってみると、特許翻訳に直結した勉強内容は実に薄いですね。
ひどい!とにかく右往左往、あれもこれも迷走状態でした。
ここまで書いてみて自分への怒りがふつふつと沸いてきます。
「ぼーと生きてんじゃないよ」何してたの??しっかりして!!!

もっと考えたことをすべて書き出して、どこかに貼り出す作業をしていたら、もっと客観的に自分の置かれた状況を冷静に見られたと思います。

と同時に、悩まずすぐ行動する、とにかく行動する、大きい目標を分解して行動する、これがとても大事だと痛感しました。

さーどうするか、今更、取り戻せない過去を嘆いても仕方ない!
だからと言って、その時はそれなりの意味のある時間だったと、慰めても結局何も変わらないと思います。
深~く反省し、後悔し、二度と愚かなことを繰り返さないためにも、懺悔は「助走期間 その2」へと続きます。